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コバルト リサイクル・ループ

 電池メーカーA社は、PCや携帯電話で使用される電池を製造するにあたって大量のコバルト地金を必要とする。電池機能の鍵を握るこのレアメタルは、銅やニッケルといった大きな市場をもつ金属の副産物としてしか生産されないこと、またアフリカなどの政情不安のある国からの産出が多いこと、投機的な動きをするトレーダーによる扱いシェアが高いことなどのために、価格が乱高下する傾向をもつ。MSPは、A社の設定する特異性のある品質基準に準じたコバルト地金を、最適なソースからリーズナブルな価格で調達し、A社に供給する。
 一方、A社は供給されたコバルト地金を、協力会社の手助けをも得ながら、様々に加工して、最終的に電池を製造するのだが、途中の行程のいくつかで加工屑が発生する。また完成した電池であっても、品質検査基準に十分満たなかったものは不良品としてスクラップダウンされる。こうして発生した様々な形状の屑は、他の金属が混じったり、有機物が付着したり、一様には再生し難い状態となって回収される。MSPはこれらを、計上ごと、内容ごとに、最も合理的、経済的にリサイクルできるところに運び、最終的にコバルト地金を中心とした元の金属に再生する工程に戻して、その付加価値の対価を得る。さらにその対価の一部をA社に還元することで、地金の供給とリサイクルとをループにつなげた半永久的な循環へと転化する。
 さらに、日本以外に電池製造の拠点を展開するようになったA社に対し、MSPのネットワークを活用することで地金の供給とリサイクルのループを国境を越えて提供する。
 これら一連のサービスを、一まとめにしてパッケージとしてA社に「ソリューション・プロバイド」するのだ。